透かし印刷を設定する
暗号化ファイルの印刷時に、特定の文字列を透かしとして印刷できます。「社外秘」などの文字や、コンピューター名、ログインユーザー名、日時などを、文字修飾含めて設定できます。不正の心理的抑制や、不正利用時の後追いなどに効果的です。
※基本的な暗号化操作については[基本的な暗号化操作]をご覧ください。
[操作]
- [権限]タブで、[閲覧と印刷を許可する]にチェックを入れます。
- [印刷パスワード]にパスワードを入力します。
- [確認パスワード]にパスワードを入力します。
- [透かし印刷する]にチェックを入れます。
- [透かし文字]に、設定したい文字や書式を入力します。
透かし文字に設定できる文字や書式
- 書式指定は $書式$ のように $ で囲んだキーワードで構成します。
- 値が必要な書式は $font=フォント名$ のように、キーワードと値を = で区切ります。
- $$ は 文字 $ を示します。
(例)「Confidential」という文字を、不透過率50%で、ネイビー色で印刷する設定
$color=navy$$opacity=50$Confidential - 文字書式は、先頭のみ認識します。途中から変更することはできません。
- 複数指定する場合は、連続して指定します。スペースも入れません。
- Username
PCへのログインユーザー名 - Computername
コンピューター名 - date=日付書式
印刷日時(書式省略時 yyyy/MM/dd) - time=時刻書式
印刷日時(書式省略時 hh:mm:ss) - font=フォント名
フォント名を指定します。初期値は「MS ゴシック」。 - size=フォントサイズ
フォントサイズをpoint数で指定します。初期値は自動判定します。 - pos=位置種類
header :ヘッダーに追加します
footer :フッターに追加します
horizontal :用紙全体に横に追加します
slant :用紙全体に、斜めに追加します (初期値) - align=文字寄せ種類
上記の pos=header または pos=footer を指定している場合のみ有効になります。
left :左寄せ
right :右寄せ
center :中央揃え (初期値) - lines=行数
行数を指定します。最大100。初期値は自動判定します。 - opacity=不透過率
0~100で指定します。値が大きいほど不透過になります。初期値は20。 - color=#RGB値または色の名前で指定
色をRGB値で指定します。
(例) #ff0000 赤。初期値はこの赤が指定されています。対応する color name 一覧は、以下のとおりです。16色のみに対応。
Aqua #00FFFF
Black #000000
Blue #0000FF
Fuchsia #FF00FF
Gray #808080
Green #008000
Lime #00FF00
Maroon #800000
Navy #000080
Olive #808000
Purple #800080
Red #FF0000
Silver #C0C0C0
Teal #008080
White #FFFFFF
Yellow #FFFF00 - Bold
太字 - Italic
斜体 - Underline
下線 - Strikeout
取り消し線 - Outline
中抜き