【課題】システムの開発費用を抑えながら、安全対策をしたい
基幹システムで販売・在庫管理する中、システムから出力した売上や顧客データを、従業員が業務利用するリスクを懸念しています。不正利用を防ぐため、印刷禁止、コピー禁止の制限をかけたいと考えています。
急ぎ対応したい一方、セキュリティ目的だけで、基幹システムに追加開発費用をかけることができない経営事情があります。コストを抑え、スピーディにセキュリティ対策できるしくみを探しています。

【決め手】基幹システムにファイル暗号化機能だけを組み込める

基幹システムに大掛かりな手を入れずにセキュリティ対策するには、システムに対策用プログラムを組み合わせることが有効です。
「トランセーファー BASIC 暗号化SDK」はシステムに組み込み、サーバー上のコマンドラインでファイル暗号化を実行できるSDKでした。
しかも、印刷禁止、コピー禁止などの利用権限や、パスワードなどが設定された状態で暗号化されるため、運用の手間を省力化できました。
基幹システムからファイル出力(ダウンロード)時に暗号化SDKを呼び出し、印刷/コピー禁止の利用権限/パスワードが指定された暗号化処理後にファイルをローカルに保存する、といった一連の操作を組むことができたので、スムーズに運用できました。
【さらに】セキュリティレベルが厳格
暗号化されたファイルは閲覧だけ許可し、コピー、印刷、保存、画面キャプチャーを一切禁止する設定にしました。セキュリティレベルとしては厳格です。しかも、パスワードを入力して開くだけで使えるので、多数の従業員のPCスキルが一定でないなかで導入しても、使えないといった混乱なく、スムーズに運用できました。