企業向け情報漏洩対策ソリューション

08/01/16

「画像保護」

画像保護とは、画像を再利用されたくないという場合に、画像の保存やコピーや印刷を禁止することです。

画像保護したいケースとは?

何のために画像を保護したいのかを紹介しましょう。

一番わかりやすいのは、著作権に絡む問題です。音楽配信と同様、画像でも、会員制で有料で画像を提供するサービスがあります。そんなサービスでは、認証だけではなく、何らかのコピー制限を行っていることがあります。なぜでしょうか。

これを行わないと、不正な業者が、コピーして自社で提供するサービスとして流用してしまうことがあるのです。これを繰り返されると、コピーされたほうは、必要な会員を集められず、サービスの運営に支障をきたしてしまいます。そのため、通常の利用者にとっては迷惑な話ですが、コピー出来ないようにして、簡単に流用することを制限しているのです。

次が、盗用防止です。他に流用されたくないというケースです。著作権とも絡む問題ですが、芸能人の画像を流用して、品位のないアイコラが作成されたりしています。画像の加工も簡単なので、合成されて、中傷に使われる例もあります。画像は、動画等に比べて加工が簡単なため、このケースは、画像に特有といってよい問題です。単純なものでは、自分のブログに貼り付けた画像が、他のブログに盗用されたり、中傷に利用されたり。事故画像が、元の内容からはなれて、不適切に収集され公開されていたケースもありました。

そして最後に、機密情報に絡む問題です。これは、設計図を除外した画像に限れば、他より少ないですね。画像だけでなく、他のデータを含めて保護を行うケースが多いでしょう。

公開しなければ良いのでは?

保護するくらい大事なものなら、公開しなければ良いという意見もあるでしょう。不正利用されたら怖いから、個人情報が少しでも類推される画像は、ブログにはあげないという人もいます。

確かに、公開しなければ、不正利用はないのですが、コンテンツは利用しなければ、何も生み出しません。この画像を入れると良い構成になるのに、不正利用されたらいやだからといって、やめておくのはもったいないですね。

対策を施すことで、不正利用が許容範囲内になるのなら、対策をした上で公開するのが一番良いのです。

こんな使い方も

検索エンジンのキャッシュや、「ウェブ魚拓」のように、ウェブの画面を記録するサービスがあります。

通常の画像であれば、この方法で、画像を含めた画面が記録されるので、後でアップした画像に個人情報が入ってしまっていたからといって消しても、記録された情報はそのまま残ってしまいます。

しかし、画像保護しておけば、画像ファイルをダウンロードすることも、インターネットサービスで記録することもできなくなります。後で不適切な画像が上がっていたのに気が付いたら、その時点で消せばよいのです。

どんな方法があるの?

画像を守る方法は、いくつかあります。

ひとつは、先のコラムで紹介した、ブラウザに表示するデータ全体を守るという方法です。以下の製品を使えば、コンテンツを改変しなくても、現在利用しているウェブサーバと組み合わせるだけで利用できる、というメリットがあります。画像だけでなく、htmlやFlashも含めて保護できます。

サーバ不要で、利用者のパソコンにインストールするだけで、画像保護できる製品もあります。運用しやすいメリットがあります。

次に、画像だけを暗号化する方法があります。この方法は、ウェブ上の画像のみを暗号化するため、画像が中心のサイトで有効です。

最後に、画像ファイルを保護したい場合もあります。この場合は、画像ファイルに対して利用権限を設定する、以下のような製品を選ぶとよいです。

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