「トランセーファー PRO」は、社内の共有ファイルを暗号化と権限制御で保護する、情報漏洩対策ソフトウェアです。ファイルの運用ポリシーをテンプレート化した暗号化セットを使い、簡単に暗号化できます。使いやすい操作性と、厳格な管理機能を兼ね備え、社内の情報漏洩を防止します。
ここでは、機能の設定画面などを交え詳しくご説明いたします。
ファイルの暗号化と権限制御により、不正利用につながる操作を禁止
「トランセーファー PRO」は、どの種類のファイルを、だれに、どの権限(閲覧・閲覧印刷・復号)で利用許可するか設定して暗号化し、許可した権限以外の利用を禁止します。
ファイルに設定された権限以外の利用を禁止
ユーザー認証により、不正ユーザーの利用を防止
暗号化されたファイルは、開くときにサーバーでユーザー認証を行い、認証が通らない場合はファイルを開けません。利用権限を持つユーザー以外は利用できません。
コピー・印刷・編集・保存操作を禁止
閲覧のみ許可されたファイルでは、コピー・印刷・編集・保存操作などを禁止します。許可されていない操作による情報漏洩を防止します。
画面キャプチャー操作を禁止
画面キャプチャー(プリントスクリーン・キャプチャーソフト)操作を検知して、暗号化ファイルを保護画面にします。画面キャプチャーによる情報漏洩を防止します。
暗号化セット(利用権限のテンプレート)を使った暗号化により、統制ルールでファイル管理
ファイルの利用権限や有効期限などを、暗号化セットとしてひとまとめに設定できます。暗号化セットを使うことにより、統制したルールでファイルを一元管理します。権限変更したい時は、暗号化セットを変更するだけで、紐づく暗号化ファイルを一斉に変更できます。
ファイル管理ポリシーをテンプレート化した暗号化セットで暗号化
ファイル種類や利用者ごとの権限制御を暗号化セットに設定
たとえば、
・「社内規定は全社員に閲覧のみ許可」→全社閲覧用暗号化セット
・「技術文書は開発部門のみ閲覧印刷まで許可」→開発部用暗号化セット
・「管理者はどの文書も復号許可(禁止なし)」→管理者暗号化セット
など、ファイル管理ポリシーに沿って暗号化セットを作ることで、スムーズに統一できます。
暗号化セットにファイルをドラッグ&ドロップして暗号化
ファイルの暗号化時に暗号化セットを使用します。暗号化セットにファイルをドラッグ&ドロップするだけで、誰でも簡単に暗号化できるしくみです。
端末限定、ファイル有効期限、透かし印刷で、よりセキュリティアップが可能
「トランセーファー PRO」は、使いやすい操作性だけでなく、要望に合わせてよりセキュリティをアップする機能も装備しています。
初めから使わせない、使用後の安全性を高める、事前に抑制する、各機能を装備
特定の端末以外のファイル利用を禁止に
端末限定機能により、登録端末以外でのファイル利用を禁止することができます。
・「特定部署の端末だけでファイルを利用させる」
・「リモートワークのため、指定したモバイルPCや在宅PCでだけファイルを利用させる」
・「特定ユーザー(に紐づく端末)だけにファイルを利用させる」
など可能です。
万が一、認証アカウントが流出した場合も、登録端末以外ではファイルを開けないため、情報漏洩を防止します。
ファイルに有効期限を設定、自動削除も可
ファイルには有効期限を設定できます。期限が切れたファイルは利用できません。自動削除も可能で、より安全性を高めます。
透かし印刷で不正な印刷持ち出しを抑制
ファイルにログインユーザー名や印刷日時など、透かし印刷を設定することで、不正利用の抑止効果が期待できます。※「閲覧印刷」権限が設定されているときのみ有効です。
不正発覚時は、管理者側で即利用停止しログ追跡が可能
不正発覚時にはその対処スピードが事件規模を左右します。「トランセーファー PRO」は、ユーザー情報やファイル情報をサーバーで一元管理しているため、管理者側で利用停止やログ追跡が可能です。
情報漏洩防止に求められる厳格でスピーディな対応が可能
利用履歴をログで管理し、状況確認や追跡がしやすい
どのファイルを、だれが、いつ、何をしたのか、利用履歴をログで管理しています。ログの絞り込み機能が使いやすく、利用状況の確認、追跡をスムーズに行えます。
万が一の不正発覚時には、即座にファイルを利用停止
万が一、ファイルを持ち出されても、管理者側でユーザーを即時利用停止にできます。また、サーバーを社内で運用することで、ファイルが不正流出しても社外では開けないようにできます。
管理者の運用管理がしやすい機能を装備
「人事異動のたびにユーザーやファイル権限の変更に手間がかかる」「緊急時にどう対応したらいいか不安」など、管理者の負担はつきません。「トランセーファー PRO」なら、人事異動や退職時にも管理者側でファイルの権限変更や利用停止をスムーズに行えます。
通常運用、組織改編、緊急時も、柔軟かつスムーズに対応
社内ポリシーに応じたセキュリティ設定が可能
パスワードルール(文字数、利用文字)、パスワード有効期限、リトライ回数などを、社内の運用ポリシーに応じたセキュリティ設定が可能です。
人事異動・退職時の権限変更や利用停止が簡単
運用中の暗号化ファイルを、管理者が権限変更・利用停止できます。「異動した新メンバーに部外秘ファイルを利用させたい」「退職者にファイルを利用させたくない」など、柔軟な権限変更作業もスムーズに行えます。
サーバー破損時もレスキューツールで暗号化ファイルを救済
万が一、サーバー破損などでファイル管理情報を喪失する事態になっても、暗号化ファイルを復号できる仕組み(レスキューツール)によりリカバリーが可能です。※事前にレスキューキーの登録作業が必要です。
その他にも、セキュリティを高め、使いやすい機能を装備
-
電子政府推奨の暗号化アルゴリズム AES256bit、ECDHを採用
-
復号権限がある場合は、編集後に自動で再暗号化が可能。暗号化し忘れ防止で、常に安全な状態を継続
-
画面キャプチャー機能を持つソフトは使用禁止。しかし業務で使用必須な場合は、イレギュラーで許可設定できる機能を装備
-
メモ代わりのメッセージをファイルに設定
など、安全性を高めた使いやすい環境を実現しています。
トランセーファー PROの利用フロー(図解)
トランセーファー PROは、「システム管理」「暗号化」「閲覧」の3分類の利用で構成されます。利用・構成の図解をトランセーファー PROの利用フローでご案内しています。
これまで「トランセーファー PRO」のセキュリティ機能についてご説明してきました。しかし、企業規模や目的によって各社課題が異なる現状もあるかと思います。
「本当にトランセーファー PROの機能で自社のセキュリティ課題を解決できるの?」と不安をお持ちのお客様は、ぜひ弊社までお問い合わせください。
導入やご購入について、お気軽にご相談ください

お客様の疑問にすぐお答えします。
お気軽にお聞かせください。
お電話でのお問い合わせはこちら
メールでのご相談はこちら